ブータン王国初の風力発電所建設を受注  環境事業

株式会社駒井ハルテックは、三井物産株式会社、富士電機株式会社と共同で、ロシア国独立系統地域向け電力供給マイクログリッドシステムの構築につき、ロシア国営電力会社“統一エネルギーシステム東”社(以下:RAO-ESE社)と検討開発を進めてきましたが、2014年8月に国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の国際エネルギー消費効率化などの技術・システム実証事業の案件として採択を受け、同年10月にカムチャッカ地方ウスチ・カムチャツク村を実証地として設備設置工事を着工。2015年12月末に風力発電機(300KW×3基)とマイクログリッドシステム装置の設置工事を完了し、2016年1月から実証運転を開始しました。

RAO-ESE社の管轄地域である極東・東シベリアの発電所の多くは独立系統地域に位置しているため、発電用燃料の輸送費がかさみ、長年発電コスト削減が重要課題となっています。駒井ハルテック、三井物産ならびに富士電機は、1年間の実証を通じ、寒冷地仕様の風力発電機の仕様確認、および既存ディーゼル発電設備と風力発電機を連系するマイクログリッドシステムの確立に向けた実証を行い、焚き減らし効果の確認と普及性調査を行います。

駒井ハルテック、三井物産ならびに富士電機は、本事業を軸に、ロシアに数千か所ともいわれる独立系統地域への当該システムの横展開を目指し、スマートグリッド・コミュニティ案件に関連する新たな次世代商品モデルを構築するとともに、同国におけるさらなる事業拡大・深化を目指します。

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